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<肝機能異常>

肝臓の病気はお酒を飲む人の病気と思っていませんか?
お酒を飲まないからといって油断は大敵! 人間ドックの全国集計で肥満、コレステロールを抜き第1位なのは肝機能異常。
その原因としてアルコールはよく知られていますが、現代、それ以外の原因で肝臓障害を起こす人が急増中なのです。
その原因とは、肝臓に脂肪が溜まる脂肪肝です。あなたの肝臓は大丈夫ですか?
(脂肪肝に代表される肝臓障害の初期症状 ・体がだるい ・食欲がない ・やる気が起こらないなど…)

最近急増している隠れ肥満(※1)でも、脂肪肝が多く発生するので若い女性も注意が必要なですよ。

※1 隠れ肥満・・・見た目は太っていないが体脂肪率が高く内臓に脂肪が付いている状態。

   



<肝臓の働きを知っておこう!>

肝心要(かんじんかなめ)という言葉になっているくらい肝臓は人間にとってとても大事な臓器です。
でもその反面、沈黙の臓器と呼ばれるほど、悪くなっても痛みも出さずに頑張って働いてしまう臓器でもあるのです。
みんな肝臓という言葉は知っていても、どこにあって、どうゆう働きをしているか知らないひともおおいですので、まずはその辺から知って頂きましょう。

肝臓のある場所は、
右側肋骨の内側で、横隔膜の下にあり、一部は横隔膜と癒着しています。
重さは男性で約1400g、女性で約1200gあり、内臓の中でもっとも大きな臓器です。

肝臓は沈黙の臓器といわれています。それは再生能力・代償能力に優れ、ダメージを受けても残った正常細胞が余分に働き、機能を維持するからです。そのため異常があっても気付かず、気付いたときには病気がかなり進んでいることがあります。



●肝臓の働き


1.消化
消化を助けるための胆汁を、1日700〜1000t作ります。

2.栄養分の調整・貯蔵作用
小腸で吸収したブドウ糖、果糖、アミノ酸、脂肪酸などをグリコーゲンという物質に変え肝臓に貯えられます。このグリコーゲンは必要なときにブドウ糖に変えられ、体を動かすエネルギー源となります。脂肪酸の形で吸収された脂肪は、コレステロール、中性脂肪を合成する材料になります。
タンパク質は肝臓でアミノ酸から合成され、体の組織を形作る成分として使われます。余ったものはグリコーゲンとして肝臓に貯蔵されます 。
体の脂肪組織(皮下脂肪など)に貯えられていた脂肪はいったん肝臓に運ばれてから、形を変えてエネルギーとして利用されます。

3.解毒作用
体組織を形づくっている蛋白質は新陳代謝によって分解し、毒性のあるアンモニアを生成しますが、これを無害な尿素という物質に変えます。その他の毒素や細菌、薬物なども分解し、無害な物質に変えます。

4.赤血球分解作用
古くなった赤血球中のヘモグロビンを分解して、ビリルビンや鉄分を生成します。ビリルビンは肝臓で処理され胆汁の材料となり、鉄分は新しい赤血球の材料になります。

5.アルコールを分解
アルコールは上部消化管より吸収され、90%以上が肝臓で代謝されます。そしてアセトアルデヒドに分解され、その後酢酸、水に変わります。飲み過ぎなどでアセトアルデヒドが蓄積すると、二日酔い、肝障害などの原因となります。肝臓でのアルコールの代謝は一定の速度でおこなわれるため、飲み過ぎると肝臓が休まることができません。そのため休肝日が必要になるわけです。

                         



<肝臓の血流チェック法>

・胸や顔(ほほ)、手のひら(親指の付根)に「くも状血管腫」(赤く毛細血管が浮き上がっている)が見られる場合は肝臓の血流が相当悪くなっている証拠です。
女性ホルモンのエストロジェン(男性にもある)が肝臓で代謝できなくなり余分なエストロジェンが多くなると毛細血管が拡張してくる為に起こる現象です。
肝臓の血流を良くするには食後30分間横になるのが簡単にすぐに実行できる事です。

※へそのまわりの血管が浮いている場合は肝機能障害の疑いがあるのですぐ病院へ行き検査してもらいましょう。



<脂肪肝度チェック>

1. 週間の内、朝食を食べない日が3日以上ある
2. 空腹のまま眠ることができない
3. 10分歩くのだったらタクシーに乗った方がいい
4. スポーツはやるよりも観戦の方が好きである
5. お酒は毎日欠かさず飲む
6. 脂っこいものが好きである
7. 12時前に寝ることは少ない
8.最近、急に太った

2つ以上→脂肪が溜まる傾向あり
4つ以上→脂肪肝の可能性大

                   



<脂肪肝メカニズム>

暴飲暴食などが続くと、肝臓が働き過ぎの状態になり、栄養分を上手に処理することができなくなってしまう。
その結果、肝臓に脂肪が必要以上にどんどん増えてしまい、脂肪肝になってしまう。

胃や腸などは、異常を自覚しやすい臓器であるのに対し、肝臓は我慢強い為、なかなか気付きにくい。
肝臓の半分が脂肪で覆われても、殆ど自覚症状がないのが脂肪肝。

そして、肝臓でうまく処理できなかった脂肪の燃えかすが、血液に流れ出し、血栓が出来やすくなり動脈硬化を引き起こしてしまう。
脂肪肝の人の5年間の追跡調査の結果、なんと動脈硬化による心筋梗塞や糖尿病など、死に至る病を起こす確率は、正常の人に比べて2倍近い値を示していた。



<<肝臓のパワーを補う食品>>

肝臓は、人間の臓器の中で最も再生力の強い臓器。
半分切除しても、残りが健康な状態ならば1ヶ月程度で元通りに戻ってしまうのである。
そんな肝臓のパワーを補い高める食品を紹介します。

・レバーはタンパク質を豊富に含み、さらに各種ミネラルやビタミンB群を効果的に摂ることができる理想的な強肝食といわれている。


<肝臓の為の3つの成分>

レバーが食べられない女性が私の周りでは多いですが、そんな人は次の3つの成分を摂って下さい!

[ゴマリグナン]

胡麻に含まれる抗酸化物質→肝機能を向上させる 毎食小さじ1杯(5g)の胡麻を摂ろう!

[アントシアニン]

アヤムラサキという名のさつまいも(最近はやりの紅芋です)に含まれている紫色の色素、アントシアニン。
抗酸化物質ポリフェノールの一種で、ゴマリグナンと同じような働きがある。
赤ワインのポリフェノールもアントシアニンが含まれる。1日にグラス2杯。2人でボトル1本までが目安。
ただし、週に2日は休肝日を取ること。

[良質タンパク質]

人間の体に欠かせない必須アミノ酸を多く含んだタンパク質。
傷んだ細胞を癒すことができる。
良質タンパク質は、脂身の少ない肉や魚、乳製品などに含まれている。
穀類や野菜などと共に効率良く摂る為には、 毎日の食事に豆腐(半丁)か納豆(1パック)を追加するだけでOK!



<入浴の効能と肝臓の為の正しい入浴法>

・全身浴(首まで浸かる場合)
→水圧 560kg(ウエストが3〜5cm縮んでしまう圧力)圧力の影響で肝臓の血液が流れ出てしまう。

・ 半身浴(肝臓に理想的な入浴)
→全身浴に比べ心臓への負担が少ない為、全身の血流量も上がり肝臓の血流も盛んになる。

お湯の位置→みぞうちの少し下位まで 温度→39℃前後のぬるめのお湯
入浴時間は、少し汗ばむ程度まで入ってください。(ちょっと長めに入る感じです)

*寒い時は、お湯に浸したタオルを肩に掛けておいたり、温水のシャワーを肩にかけて入る
などの工夫をして体を冷やさないようにすること。体の芯から温まれば肝臓にも効果的。

                           


<肝臓に「うこん」が効く?>

最近、健康食品として薬局などで「うこん」が肝臓に効くとして売られていますが、どんな効果があるのか患者さんに聞かれる事が多くなってきたのでここに紹介しておきます。
カレーなどに使われるスパイス「ターメリック」とも呼ばれ、黄色の色素成分クルクミンが肝臓内の胆汁分泌を促し、肝障害を抑制する効果があります。


<肝臓に効くツボは>

 曲泉(きょくせん)
場所…両膝の内側のお皿の近く。肝臓内の血流を浄化する効果があると言われている。


         


  
<整体での肝臓へのアプローチ>

肝臓は血液を通して濾過したり、中の成分を調整したり、血液を蓄える臓器です。
いわばスポンジのような構造をしています。
このスポンジが小さなかすなどで汚れると、当然、血液は通過し難くなります。
これは、通過し難くなった分、肝臓の機能が低下していると同等の意味になります。
ですので、整体では、腰の部分をほぐし、骨盤の可動を付けながら、ウエスト部分(ここに肝臓がある)を捻じるようにして腰周りの筋肉を緩和していきます。
この時、肝臓も捻られ、丁度、汚れたスポンジを水の中に入れて揉むようにされて、そのスポンジ状の場所に溜まった汚れが取れ、血液の通過がしやすくなります。これは、肝臓の機能が向上したと同等の意味になります。

また、全身の筋肉緩和を行うことにより、体中の老廃物を取り除くことにより、肝臓の負担を軽くします。




  普段から、暴飲・暴食・運動不足などにより、肝臓に負担をかけないよう心がけてくださいね!
   


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